40代男性、自宅独居、神経難病で嚥下機能障害が進行、自力経口摂取が困難になりましたが本人は自宅での加療を希望されています。
他県にお住まいの家族は、現状を見かねて引き取りたいと強く希望。
本人はお金の心配、迷惑をかけてしまうことを危惧され自宅療養を強く希望。
お互いの心配をするあまり意見が平行線をたどります。

残された短い時間の中で、互いの頑固さゆえに顕在化した「おもいやりの心」が邪魔をし、
納得の療養手段を提案できない未熟さに涙しか出ません。

オーヘンリーの物語では「思いやりの心」は「賢者の贈り物」だったはずですが:::