医師×看護師クロストーク

現役、看護師・医師が「ながお在宅クリニック」について赤裸々に話してみました。

井出(医師)

総合病院 循環器科出身

石神(看護師)

総合病院 出身

加藤(看護師)

総合病院 出身

今までに在宅クリニックで働いたことはありましたか?

(全員) ないです!(きっぱり)

最初はイメージがわかなかったです。何をするのだろうか?と。
自宅に伺って注射したり採血すると言われてもイメージがわかなくて…。最初は大変でした。

ながお在宅クリニックに入職する前はどんなことで悩んでいましたか?

私は病院やクリニックが経営するある程度規模が大きいところで働いていたので、個人の在宅クリニックはイメージというか想像ができなかったです。不安が大きかったですね。
自分がここでやっていけるのか…という不安が強かったです。

石神石神

在宅クリニックの場合は、夜も車に乗るので、果たして「お酒を我慢できるのか?」という不安がありました(笑)。今はだいぶお酒も減りましたね〜。

井出井出

以前の職場はやりたいこともできないのが一番の悩みでしたね。教育体制もちょっと古いというか。
常に「こうしなさい」という感じで。年上の方も多くて、若い人もあまりいなかったので、自由にできない感じでした。自由にできるところかな〜というのは気にしていました。

加藤加藤

クリニックが多数ある中で、どうしてここで働こうと思ったのでしょうか?

長尾先生からの誘いだったので。困っているんだったら行ったろうか!という感じでした。長尾先生の人徳ですかね。
最初は週に1回からのスタートでしたね。

井出井出

まずはここに誘ってくれた先輩のことが好きだったし、尊敬している人たちがいたので働こうかなと。
あとはお給料面も飛び抜けてよかったのは魅力的でした。

加藤加藤

僕は紹介で入ったこともあって、紹介者によくしてもらったというのも大きいですね。あとは面白そうだなと。普通の病院と違って、在宅専門なので重宝されていて、需要があるということ。未来を見据えていく上で必要とされている分野なのは面白いなと思いました。

石神石神

ここに就職を決めた最後の決め手は何でしたか?

長尾先生です。

井出井出

最後の決め手のひと押しは、自由な感じだったということですね。長尾先生が面談の時に「お子さんいるから優先してね」とか「子どものことはどんどん優先してください」と仰ってくれました。働く以上、少しは犠牲にしないといけないのかなと考えていたので安心しました。早くここに来たいなというか、長尾先生の助けになりたいと思いました。やっぱり子どもの体調が悪い時に休みづらいんですよね。いいよとは言ってくれる職場もありますけど…
長尾先生のように上の人がいいよ!と言ってくれるところがなかったので。

加藤加藤

井出先生からも声をかけていただいたのもあって、受入体制が整っているのと、知っている人がいる安心感は大きかったですね。

石神石神

ここに勤務してみて、一番の変化、良かったことは何でしたか?

職員の人と病院にいる時よりも仲良くできることですね。病院では、医師は医師という感じで縦割り組織ということが多いので。在宅医療は医師だけではどうにもならなくて、看護師さんがいないと仕事にならないんですよね。
看護師さんやケアマネさんが直接報告してくれたりするので、深くいろいろなスタッフの方と関われるのは面白いですね。

井出井出

先生との距離が近いというのは、病院ではあまりないのでいいですね。なかなか病院だと医師と話すことができないので、間違いなく、ここは話しかけやすいです。

石神石神

僕はここでの働き方は結構満足度が高いです。僕と長尾先生でカンファレンスの進行をやるんですけど、ここだと医師と看護師、双方の意見を聞きながら治療方針を決定するので、内科で良かったなと思います。
あとは、自分の能力を最大化してくれる環境があるのが大きいですね。みんなが一生懸命にやってくれるので、本当に働きやすいです。

井出井出

良かったことは大きくは3つですかね。

○お給料

1年に1回評価があります。頑張ったら認めてくれて「昇給」という形でのせてくれるのでやりがいがあります。先生はどこをみて評価しているかはわからないですけど。

○やりたいように挑戦できる

患者様のためだったら「いいよ!いいよ!」という体制が私は好きです。退院する患者様の会議に同席した時に、吸引器はあるけど、ご自宅で過ごすためには吸入器を購入しなければいけないという状況がありました。先生に「患者様のために買ってくれませんか?」と相談したら、「患者様のためになるならいいよ!」といってくれました。
医師の方にすぐに言える関係なので良いですね。
患者様にはこれが必要だからこうしたら良いんじゃないですか?というのを受け入れてくれることがうれしいです。

○人間関係

役職や職種の間に変な壁もないし、患者様のためであれば言い合いになることもありますが、スタッフみんな仲良くやっていると思います。看護長の田口さんも「自分が良いと思うようにやりな」と否定もしないですし、相談しても「患者様のためであれば良いよ」と言ってくれます。

加藤加藤

あなたが思う外来と在宅の大きな違いは何ですか?

外来は「患者様」ですけど、在宅は「患者様の背景を含めた全てが対象」になるということですね。

石神石神

正直な話、外来は少しうんざりしていたところがありました。3時間で60人を診る。毎日同じことをしていました。2分で診察して、時計を見る。「あぁまだこんな時間か…」と。
時間を気にしながら効率的に行う医療と、手間をかけ納得して頂いてから帰る医療。満足度の違いが大きな違いですね。

医師は、自分が経験した専門性を大事にするので、専門性を伸ばすことはできないけど幅のある医療ができるというのはメリットとしてあると思います。
看護師にはいろいろな人がいると思います。在宅に興味があるという人もいれば、訪問看護ステーションで勤務したいという人もいます。
どんなニーズでも金銭面だけではない、やりたいことができる環境が整っていると思います。

井出井出

(在宅は)自分の能力を存分に発揮できる場所じゃないかなと思います。いろいろな科の患者様と接するので、自分の能力を余すことなく発揮しなければいけません。だから、その分、やりがいがありますね。

石神石神

外来は病気を治すイメージですが、在宅は「患者様が家で過ごせるお手伝いをする」というか病気に対して、例え患者様が言うことが間違っていても、ここでは許すというか。
その人がそれが良いならそうしてあげるのが一番なのかなって。病院だったら間違っていることがあったら、「駄目です」ということはありますけど。
ご本人の意思を1番大切にしていますね。

加藤加藤

これがあったらもっとここのファンは増えるぞ!というのがあれば教えてください。

誰一人さぼっていないのですが、たまに帰りが遅くなる時があります。18時には帰って欲しいとは思っているのですが、そうならない時もどうしてもあるので。働いてくれている人が早く帰れて、家庭も大事にできるクリニックにしたいなと。

井出井出

思いつかないですね。もうファンですね〜。
お金とかではなくて、もっと面白い福利厚生があったらいいな!と思います。

石神石神

もうないけどな〜。もうすでにファンですね。満点です!!

加藤加藤

働きはじめて最初の課題は何でしたか?
またそれをどう乗り越えたかエピソードがあれば教えてください。

「自分は役に立っているのだろうか?」という意識はありました。病院のときは、心筋梗塞の症状が出ていたら、「治療しようか!」「治ってよかった。めでたしめでたし。」という結果があるんです。 在宅は「元気?」と、患者様と関わって、状況をカルテに書いて、「またね!」という感じなので。
「この行為に意義があるのだろうか?」ということが最初はクエスチョンでした。

でも半年や1年経つと、その日々のやりとりの大切さが見えてくるんです。どういう最期を迎えたいのか、ずっと話していたことなので、スムーズにご家族様とも患者様とも意思疎通ができるので。病気の時だけいくと、本人とご家族様も納得できないけど、何か重大なことが起こった時に積み重ねた時間があるから解消できるな…と。

井出井出

僕は道を覚えられなかったですね。
自分の選ぶ道の選択で診察がロスすることに繋がります。
最初は診察同行で、ほぼ運転手からスタートなのですが、土地感がないとどれだけ技術があってもだめですね。これは、看護師同士で道の共有をして乗り換えていきました。
医療行為の前に、家の場所をまず覚えるというのが課題でしたね。
あとは患者様のことをたくさん覚える必要があるので、病名ではなくて、ご家族様や犬や道でその患者様を思い出していました。

石神石神

(病院と在宅での看護師としての立ち振る舞いの違いについて)怒られた時は本当に悔しくて。「正社員にいつなってくれるの?」と言わせてやろう!頑張ろう!!と思いました。
実際に長尾先生に「正社員になってくれる?」と言われた時は「っっしゃー!」て思いましたね。

加藤加藤

在宅に向いている人はどんな人だと思いますか?

相手の話を聞ける人。いろんなところからの吸収ができる人。

石神石神

愛がある人。
外来中に排泄したりする人もいるんです。それも「大丈夫?」と声をかけたり、適切に対応できるかどうかですね。あとは新聞とってあげたり、その人のために何かしたいなって思える人は向いていると思います。新聞をとってあげても点数は増えるわけではないけど、その時間内に、この人のために何かしたいなと思える人は向いていると思います。

井出井出

看護師の免許を持っている人であれば誰でもOKだと思います。みんな「患者様のために」という気持ちがある方だと思います。だから、看護師を志した人であれば、在宅でやっていけます。

加藤加藤
まとめると…
働きながら、学びながら、ハッピーを一緒に作りたい人!