ケース1
一日、訪問に同行してみてついていけないかも…と思いました。
医療行為も多かったし、ここまで在宅で医療行為をするんだ…という驚きは正直感じました。本音を言うと1週間で辞めたいと思いました。
同じ職種の仲間と悩みをシェア
大変だったけど、1ヶ月はとりあえず頑張ろう!と決めた時に新しい看護師さんが入ってきて、自分の悩みを相談するようにしたことで気持ちが楽になって、辞めたいというよりは「もっとうまくなりたい」に変わりました。
ケース2
どこまでやるのか想像ができない!
自分の中で在宅医療を軽く考えていたわけではないですけど、どこまでやるか想像できなくて…。
実際に働いてみて、「在宅医療=移動する病院だな」という驚きはありました。
実際は…想像以上でしたね。需要があるというのはありがたいことですが、こんなにも必要とされているということに驚きました。
同行診療で目で見て・自分でやってみて・学ぶことの繰り返し
見ているだけとやってみるのとでは全然感覚が違いました。やってみて学ぶ、そして改善するの繰り返しですね。先輩がいつも具体的にフィードバックをくれるので、反省と改善ができるのは良い環境です。
ケース3
病院勤務時代の感覚が抜けない!
最初は苦労しました。病棟で勤務していたので、「病院で働くことと、ご家庭に伺って働くこと」に対する切替えがうまくできませんでした。
在宅医療は「診させていただいている」というスタンスでやっています。病院での効率的な看護と在宅看護の違いについて指摘をいただきました。
指摘されたことを受け止め、次に活かす
いつも長尾先生と診察に同行していて、何をやっても怒られました(笑)。門をあけて入る時も元の状態に戻すとか、お伺いした時は自分以外の靴も揃えて入ってきてとか。私には、無意識に患者様に対して上から接するという癖があったみたいです。
「血圧を測ってあげている」ではなく「血圧を測らせていただいている」という意識が必要だなと。入って1ヶ月くらいの時にズバッと指摘され、そこから気をつけなければなと思いました。
最初の頃は何を言われてもわからなかったのですが、何度か指摘してくださるうちに気づきました。例えば、こういう時にはこうなって欲しいというのをいつも具体的に伝えてくださいました。
病院の時は接遇で注意されるということは、ほとんどなかったので最初は堪えましたね。ここは病気を治す場ではなく、安心を提供する場。そもそもの目的が全然違うということをたくさん教えていただきました。
今だから言えますけど…すごい泣きました。ここまでくるのに、周りに励まされてやってきましたね。
病院からここに来た人は私と同じような体験する人は多いと思いますが、乗り越えられるので一緒に頑張りましょう!